さて、一般の方で放射温度を理解している方がどの程度いらっしゃるでしょうか?
放射=輻射 というとなんとなくイメージがより分かるかもしれません。
さて、昔 学校で波長をみなさん習ったかと思いますが、少し思い出してみましょう。
短波長〜長波長まであり、波の長さでしたね。
長い波長は赤外線といった長い波で、人間が熱として感じる波長です。
私たちの身の回りの物体はその温度に応じた波長を発し、その波長のやり取りによって
「快・不快」を感じています。
たとえば、真夏の車に乗ってみるととても暑くエアコンをガンガン回しても、
頭や熱く不快な思いをしたことが多々あるかと思います。
これは、車の屋根が真夏の太陽で温められ、
それが輻射熱として室内に伝わり頭を温めているのですから、それは不快ですね。
この放射熱を制御することが断熱の意味なのです。
断熱をすることで壁面からの放射熱は室内の空気温度に限りなく近づき
安定した環境が得られます。
さらにわかりやすく
そろそろキャンプシーズン到来ということでバーベキューを想像してみましょう。
炭火をお越しいきよい良く燃えているコンロに焼き鳥をいれると、あっという間に表面が焦げ
中は生焼けだった・・・経験はありませんか?
一方、炭の炎も落ち着き、炭が赤くなった、いわゆる炭火は中まで炎が通り
とてもおいしく焼けた経験もあるでしょう。
この違いがなんなのかお分かりですか?
炎とは熱の対流で熱のやり取りを行うため、表面がコゲコゲになりやすい。
一方炭火は放射なので、長波長が肉の奥まで入り込み、原子を振動させ温める(焼く)
こととなるのです。
これを建物に置きかけると
炎=室内空気
炭火=壁面等の人間を覆っているもの
焼き鳥=人間(笑)
ということで空気を一生懸命温めても、壁面温度が低い(放射温度が低い)と芯から温まらず、
寒い・・・。
壁面等の人間を覆う空間の温度が室内温度に同調=断熱が良い
ということは安定した室内環境となるのです。
写真はHONESTHOUSEの真冬の無暖房時の壁面放射温度です。
あと、+5度程度暖房で空気温度を上げ、壁面温度を空気温度と同調させることで室内環境は安定します。
これは、しっかりした断熱があってのことなのです。
最後に、エネルギー問題が色々と騒がれていますが、放射温度等でエネルギー(電気代)を制御すること
ができないか考えていみましょう。
これから夏に向け熱い日差しが室内に入ることを防ぐため、窓の「外側」に日よけをしましょう。
室内のブラインドのようなものでは、ブラインドがラジエター代わりとなり暑くてたまりません(笑)
「外」で日よけをすることが大事です。
できれば、昔ながらのヨシ等のスダレのようなものが良いでしょう、というのも
そよ風を得るため窓を開けた時に金属の日よけでは、やはり放射熱が室内に入り込み
やはり熱くなってしまします。
昔ながらのスダレ(特にヨシ)は中空が空洞のパイプ形状をしているので熱も伝わりずらく
腐れば自然に返すだけの優れものですね。
その他としては窓の外にロープやワイヤーでツタ植物をはわせ窓を緑で覆うのも見た目にも心地よく
葉っぱが日光で温められ、気化熱で周囲温度を下げることで涼を得られることも良いのではないでしょうか?
さらに、私も昔よく実家で行った打ち水(私の場合はホースで散水でしたが・・・)、
道路や土 等が温められ放射熱が室内に入り込まないように
打ち水によって道路などからの放射温度を下げることも有効でしょう。
このように、昔ながらのいわゆるローテクなことがお金もあまりかけず
いがいに風流で良いのではないでしょうか?
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改めて、設計をすることとはどんなことか・・・
ものが沢山あふれるこの時代、何を選んでよいか分からなくなるかもしれません。
私も設計をしていながら、あまりにも沢山ある機器類などから
クライアントへ提案する物等は迷うことももちろんあります。
設計をしながら考える事は、
クライアントの未来の思い描くものと一致しているか?
クライアントの要望は思いつきで言っていることか?
今すぐ必要なことなのか?
将来必要なことなのか?
未来の価値観に通じる確かなものか?
など・・・
クライアントの未来の予想図を一緒に考え描く(設計する)ことです。
ですから、大きな視野で物事を捉えることが大事と考えています。
住宅でいえば、「どのように暮らしていきたいのか?」を一緒に考えるのですから、
クライアントの皆さんは当然ながら目を輝かせ未来を向いてます。
まずはその空間(建物)でどのように過ごしたいのかを探り
いろいろな物事の可能性を膨らませ図面に落とし込むことが設計をすることではないかと考えています。
さて、このようなことを考えながら
改装を行った物件です。
当初は寒色系のデザインでまとまったインテリアのクリニックでしたが
患者さんは女性中心のため
落ち着いた優しい色合いでまとめました。
また、病院ですから患者さんが少しでも落ち着き、くつろげるよう
照明の照度も抑えました。また、床はカーペットの柔らかな仕上げとしています。
通常病院といえば、ビニール系の味気ない床が一般的ですが、
先生も私も患者さんが少しでも心地よく時間をすごせるような素材を吟味しました。
待合は空間を2つに分け一方は庭を眺めながら、
もう一方はカフェのような空間で雑誌等を気軽に読みながら
待てるような2つの空間を設計しました。


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さてさて、皆さんGWいかがお過ごしですか?
いよいよGWも後半ですね。
私はといいますと・・・現場の追い込みにつき、仕事。
そして、これから着工予定の図面や計画ナドナド。
今日はあいにくの雨・・・
せっかくこのところ自転車で現場通いをはじめ、日ごろの運動不足解消と励んでいたのですが(泣)
QUEENのBicycleRaceで我慢しますかっ
BicycleRace
下の写真は現在計画真っ最中の物件
図面・模型・パース等でで打ち合わせを重ねます。
クライアントさんの手作りケーキをご馳走になりながら、いい雰囲気で進んでおります。
すごくおいしかったです!
そして、下の写真は工事真っ最中の現場より。
いよいよ仕上げ工事となり、職人さんたちにも少し余裕が??
和やかな雰囲気で進んでおります。


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先週末、クーラー アンドレアさんの
ドイツにおけるゼロエネルギー住宅への取り組みを紹介したセミナーに参加してきました。
ドイツと日本の建築におけるエネルギー政策の大きな違いですが
●ドイツ〜2020年までにゼロエネルギーハウスを目指し、
2010年からエネルギー効率にかかる指令が改正交付されているそうです。
10年という単位でしっかりとした国の目標がありそれに強制力のある法律が加わり
目標に向かいしっかりと動いているようです。
政策の内容だが、
�建築物の最低エネルギー効率要求があり、
�それに対し資金調達ができる仕組み、
�エネルギー証明制度(視覚的に素人でも分かる証明書)の3点セットである。
●日本〜さて、国の中長期の目標が公に分かるような、なにかがあったであろうか??
と建築にドップリつかった私ですら・・・・と思ってしまいます。
これから建築を建てよう、改修しようと思っている一般の方はなおさら分かるわけがありません。
あえて挙げるなら、、、京都議定書の温室効果ガスの削減目標でしょうか?
これが現在どのような状況でどうしなければいけないのか?すら残念ながら定かではありません。
また、ドイツではまずは建物の基本性能を上げ、そのうえで高効率の設備を考えるような方向にあります。
これに対し日本はというと、建物の性能はさておき、高効率の高い設備を導入しましょうといった
設備頼りの考えです。さて、温室効果ガス削減は設備だよりの日本の考え方で可能なのでしょうか?
また、震災後エネルギーについて考える機会が益々増えていますが、
これで万が一の時を乗り越えることができるのか・・・・。
今回のセミナーは住宅中心の話しで大きな建物の例は上がりませんでしたが、
ドイツの建築家の一人、Christoph Ingenhoven/クリストフ・インゲンフォーフェン
現在のような状況で建築をリードする建築家です。
彼の建築は、建物の環境的な性能はもちろんですが、デザインもすばらしく
私の注目する建築家の一人です。
少し覗いてみるとこれが環境建築?とびっくりするのではないでしょうか?
Christoph Ingenhoven
やはり建築は美しくその時代に応じた環境的なものがいいですね。
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WHITE BIRCHが完成しました。
(外構工事はこれからです)
トンネル状ののアプローチ空間からは
軽やかな階段が訪れる人を出迎えます。
階段の奥は光庭のため
バックから照らされ浮き出てきます。
空間を進むにつれ天井は高さを増します

最終的には北側の白樺(WHITE BIRCH)へ向け空間を解き放ちます。
床のフローリングは白樺の幹と歩調をあわせ白染色で仕上げました。
プライバシーの保たれた南側の光庭からは
光を乱反射させ、やさしい光を各部屋へ導きます。
1階の中心付近にある浴室(外壁側に面していない)へも
光庭からの拡散光でかなり明るく開放的になるよう考えています。
ホームページには生活が始まってかのものをアップ予定です。
最後にクライアントさんからのメールを
大杉 様
お世話になっております。
本日はありがとうございました。
引き渡しだというのに、慌ただしくて申し訳ありませんでした。
2010年の冬にお願いさせていただいてから、あっという間でした。
不明確な要望等でご迷惑をおかけしましたが、楽しく家づくりをすることができて本当に嬉しく思います。
大杉さんと一緒に家づくりをする人がさらに増えれば、と思います。
これからもよろしくお願いいたします。
焼肉はもちろん、ご家族同士でご飯でもご一緒できればと思っています。(←大杉より 焼肉パーティーをお誘いしました)
引っ越したらまたご連絡したいと思います。
●●●●
クライアントさん
これからも末永いお付き合いお願い致します!!
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